けっこう前から
「YDNでインタレストマッチとターゲティングどっちが良いのか?」
ということを質問されます。
なので、今回はその辺りをちょっと話しますね。
もしYDNを実践してなくても、最後まで読めば
「結局のところリスティングで使用する機能は目的次第」
ってことがわかるのでどうぞ最後までお付き合いを。
まず、YDNってスポンサードサーチよりも機能が豊富なので、どの機能を使えば良いか悩むことが多いかと思います。
よく聞くのが
「ターゲティングを絞りすぎて全然インプレッションが出ないので、とりあえずインタストマッチをやってみようと考えてます」
という声です。
YDNって細かくターゲティング設定が出来るので、最初からガチガチに設定する人がけっこういます。
例えば
・サーチキーワードは1つ
・デバイスはスマホ限定
・年齢は20~30代
・サイトカテゴリーは配信する広告に興味があるカテゴリーのみ
みたい感じです。
1年前くらいだったらそのような設定でも反応が出ましたが、ここ最近はそういった設定でCVを獲得するのは当時と比べて難しくなっている印象です。
YDNは実践しているなら、あなたもそう感じてませんか?
そのため
「ターゲティングの幅をとりあえず広げてインプレッションを増やす」
っていう考えに至っていると思うんです。
この考えは間違っていませんし、そうするべきでしょう。
と同時に出る悩みが冒頭で言った
「インタレストマッチ、ターゲティングどっちが良いのって?」
ってやつです。
まず、ユウキの経験上、インプレッションの数だけ見ればターゲティングの方が多いです。
そもそもインタレストマッチは
・ユーザーの閲覧ページ履歴
・今閲覧しているページ内容
・直前に検索したキーワード
などを元に、ユーザーの興味関心に最適な広告を配信するシステムです。
そして、その基盤となるのが作成した広告テキストに書かれている「キーワード」を軸としています。
逆に、ターゲティングはデフォルトの状態(つまり全てのターゲティング設定を‘’設定なし=全員に配信する)ので、基本的に広告テキストに書かれているキーワードそのものは軸としていません。
なので、大量にインプレッションを確保するのであればターゲティングの方が優れています。
ただし、CVRを見ればやはりインタレストマッチの方が良い印象があります。
(だって、広告テキストに含まれているキーワードを軸にしているんですから。)
と言っても、YDNでファーストアプローチでCVを獲得するのは難しくなっているので、インタレストマッチで1発でCVが出ることは期待すべきではないでしょう。
また、平均CPCの面ではインタレストマッチ、ターゲティング(デフォルト状態)どちらも低コストでインプレッション数、クリック数は確保できます。
前に
「インタレストマッチで5円で入札しているんですが、これって高いんですかね?」
って質問されたことがありました。
はい、5円は高すぎです。
ユウキは1~3円で運用しているので、4円以上は高いと判断しています。
まあ、5円でもちゃんとCVを獲得出来ているなら良いかと思いますが、その価格で獲得出来ていたとしても一度コストを下げることをオススメします。
結局のところ、YDNは広告のインプレッションが品質に大きな影響を与えます。
スポンサードサーチの場合は、品質が1番加味されるのは広告のクリック数だと言われてますが、YDNはインプレッション数です。
YDNの場合、管理画面上に品質インデックスの表示などはありませんよね?
じゃあどう広告の品質を判断しているのでしょうか?
実は、個々の広告のインプレッション数がYahooが定めた数値よりも多いか少ないかで良い広告か悪い広告か判断される仕組みになってます。
これまで話したことを踏まえ、ユウキはインタレストマッチよりもターゲティングを使うことが多いです。
まとめると、
◯とりあえずインプレッション数とクリック数を確保して、それを元にリターゲティングで本格的にアプローチしたい⇒ターゲティング
◯欲を言えば、インプレッション数、クリック数も確保しつつ、配信する広告に興味関心がありそうな人に幅広くアプローチしたい⇒インタレストマッチ
が良いのではないかと。
要は、あなたの目的次第ってことです。
ただ、これはあくまでも入り口に過ぎないので、そこからどうCVを獲得するかは別の話になってきます。
なので、今回話したことをやればYDNで成果が出るなんて思わないでくださいね(汗)