今回は、赤字⇒黒字化に成功した事例を紹介したいと思います。
事例と言っても、ユウキではなくスクール生のものになります。
PPCって一回赤字になったら、
基本的に離脱するか改善して取り組み続けるかの2択に分かれますよね?
まずは赤字になった原因を突き止めて、
それを改善して再度試みるのが一般的ですが、
何度改善してもずっと赤字が続くケースもあるかと思います。
ユウキ自身も赤字のものを全て黒字化するなんて無理なのですが、
やはり経験をある程度積むことで、
その確率は徐々に上がってきていると実感しています。
で、今回紹介する事例なのですが、
クスクスさんという方のもので、
PPC歴は1年半ちょっとになります。
1年半もやっていれば、
それなりにメンテナンスのコツを自分なりに得ていると思ってました。
しかし、そんなクスクスさんでもメンテナンスに関しては
そこまでやり方が身に付いておらず、
今まで手探り状態だったようです。
そんなクスクスさんが、どうやって赤字⇒黒字化したかをシェアしますね^^
まず、こちらをご覧ください。
3/1~7までのデータですが、
「平均CPC、合計コストが高すぎで赤字」と書かれています。
報酬額については後で触れますが、
正直、この報酬額で平均CPC32円はかなり安いです。
しかし、ある問題が発生しています。
それは
「平均掲載順位に対してクリック率が良過ぎる」
ということです。
個々の広告グループで見ると、
平均掲載順位3,2でクリック率が4.92になっています。
もちろんクリック率が良いことに越したことはありません。
しかし、ユニークコンバージョンのデータを見ると25.41になっています。
ちなみに、このユニークコンバージョンですが、
アフィリエイトサイトから公式サイトへの誘導数(率)を指しています。
なので、単純に100アクセス中25ユーザーがアフィリリンクを踏んだということになります。
決して悪くない数字ですが、結果的には赤字なので改善しなければなりません。
ここで行うべき改善策としては
・平均CPCを下げてCPAを減らすことで、黒字に近づける
・ユニークコンバージョン数を上げてCVR(報酬発生率)を上げて黒字にする
この2つの方法が考えられます。
ということで、クスクスさんは3/8~17までの期間、
平均CPCを1度下げてみたようです。
その結果がこちら。
なんと、平均掲載順位も下がり成果もピタっと止まってしまいました。。。
3/1~7のデータを見る限り、
クリック率が良いので品質は向上していると思ったのですが、
どうやら1週間程度ではそれほど変わらなかったようです。
または、36円⇒30円で6円程度なのに
平均掲載順位が下がるということは、
品質自体はそれほど他の広告が大差はなく、
少量の入札価格だけ常に変動する状態とも考えられます。
さすがに成果が発生しないのはマズいので、
10日後に‘’ある施策’’をしたところこのような結果になったとのこと。
見事、再び成果が発生するようになり、
一気に黒字にすることが出来たようです。
これはスクールでも教えていることなのですが、
マッチタイプを複数使用する場合、
必ず強弱をつけて出稿するようにしてください。
今回のクスクスさんの例だと、
・完全一致 40円
・フレーズ一致 30円
・部分一致 25円
となっています。
つまり、
「アプローチの幅が広くなるほど入札単価を下げる」
ということです。
これを完全一致、フレーズ一致、部分一致、
すべて40円にしたら99%赤字になります。
当たり前ですが、
部分一致に設定するとインプレッション数が増加するのでクリック数も増える傾向があります。
ただ、クリックされたキーワードは必ずしもアフィリエイトサイト、
公式サイトと関連しているとは限りませんよね??
むしろ無駄クリックが多いのが大半です。
それを防ぐために、除外キーワードを設定したり、
クエリを見ながらキーワード調整するわけですが。。
このように部分一致を使用する時は、
それなりの作業が伴うと同時に、
入札単価もその都度調整しなければいけません。
間違っても、PPCにまだそれほど慣れていない状態で
部分一致のみで出稿!というのは控えてくださいね(汗)
で、全期間の成果発生はこのようになりました。
利益としては7万円強と言ったところでしょうか。
先月のデータなので、
今現在はどのような状況になっているかはまだ未確認です。
ただ、このクスクスさんはもう1つ手を凝ったことをしていて、
PC用とスマホ用のサイトを作成し、デバイスに合わせて配信しています。
このサイトについてですが、
「PCの方、長ったらしいんですが、一応テストした中では、短いものより誘導率はやや悪いんですが成果発生率は高く、「長くて読んでくれないけど、しっかり読んでくれた人は割と成果発生まで行ってくれる」のかな?と判断して使っています。
(しかしアクセス解析を見ると最後の方はあまり見られてない感じもするので、「◯◯◯」の見出し以下は切ってもいいかもしれません)
スマホの方は長いとさすがに離脱率が高すぎたので、誘導率重視で一番短いバージョンにしています。」
と言っていました。
ここまで考えてやってるんですね^^
素晴らしいですね〜
ある程度「これは売れる!」と確信出来たら、
クスクスさんのようにデバイス別にサイトを作成してみてください。
そうすることでCVRも上がる可能性が高くなるので^^